皆さんは徳島県が発祥の盆踊りをご存知でしょうか?
独特の掛け声のもと踊り手が両手を上げピョンピョン飛び跳ねながら踊る阿波踊り。一度見たら忘れられない阿波踊りは日本の三大盆踊の一つに挙げられているのです。
徳島県が発祥の阿波踊りは、その始まりは400年前、江戸時代にまで遡ります。もともとは精霊踊りや念仏踊りがもとになっていると言われていますが、はっきりとは明らかになっていません。
そんな阿波踊りですが、徳島まで見に行くのはちょっと遠いなぁ…と思っている方は、東京で行われる大規模な阿波踊りのことをご存知でしょうか?
毎年8月に東京・高円寺でも亜流ではありますが大規模の阿波踊りが行われているのです。
今回はそんな東京で行われている阿波踊りの日程や歴史などを紹介したいと思います。
Contents
東京高円寺阿波おどりとは
上記にも記載したとおり徳島県が発祥の阿波踊り。
その阿波踊りが東京でも行われるというのはどういうことなのでしょうか?
もともとは青年部が発足した町おこしだった
「東京高円寺阿波おどり」と名付けられた東京都で最大規模とされる阿波踊りの歴史は古く、60年(発足時の名称は「高円寺ばか踊り」)にもなると言われています。
当時、隣の町で行われていた「阿佐ヶ谷七夕まつり」に対抗する形で高円寺の青年部が発足したのが始まりです。
当時は阿波踊りに似た踊りを披露する形でスタートした東京高円寺阿波おどりですが、東京在住の徳島県出身者の指導を受ける形で発展し現在の形になりました。
参加グループは150連、踊り手は1万人にも及ぶ
阿波踊りに参加するグループのことを「連」と呼びますが、東京高円寺阿波おどりでは約150連ものグループが参加しているのです。その人数はおよそ1万人にも及ぶと言われています。
参加する連は大まかに分けて、有名連、企業連、学生連、サークルの連の4つに分けられます。
来場者数は100万人以上の大型の阿波踊り
東京高円寺阿波おどりは毎年100万人以上の来場者数を誇り、浅草で行われる「浅草サンバカーニバル」とともに東京の代表的な夏祭りの一つとされています。
こちらは江戸っ子連&阿保連という一昨年の動画です。
東京高円寺阿波おどりの日程・時間・雨天時の情報
さて上記では東京高円寺阿波おどりの歴史や参加人数・来場者数について書きましたが、次に東京高円寺阿波おどりの日程や時間などを紹介したいと思います。
開催日程
8月の最終土曜日および日曜日
※2018年の日程は8月25日(土)・26日(日)
開催時間
両日とも17:00~20:00
雨天時
基本的には雨天決行
基本的には雨でも開催されるようですね。
ただし大型台風などが直撃した場合は中止になることもあるようです。
雨天決行・少雨決行なので、台風直撃などがない限り開催されると判断して良いでしょう。
東京高円寺阿波おどりのアクセス・会場について
東京高円寺阿波おどりの歴史、日程について書いてきましたが、最後に会場や行き方について紹介したいと思います。
会場
会場は流し踊りと呼ばれる隊列を組んで踊る進行型の踊りと、舞台上で踊る阿波踊りを有料で観覧が出来る舞台踊りによって分けられます。
・流し踊り:高円寺駅~新高円寺駅周辺
・舞台踊り:中央演舞場、ひがし演舞場、純情演舞場、パル演舞場、桃園演舞場、みなみ演舞場、ルック第一演舞場、ルック第二演舞場
流し踊りか、舞台踊りか自分がどちらを見たいかによって変わってきますね。
アクセス方法
・JR中央線高円寺駅
・東京メトロ丸の内新高円寺駅
上記の駅から徒歩圏内に会場があります。
路線バスについては、当日は臨時便が出ています。
こちらは2016年の情報になりますが、参考にしてみてください。
【高円寺駅北口発のバス路線】
・赤羽行き、阿佐谷営業所行き
乗り場は通常通りで、19時台に2本・20時台に2本・21時台に1本の増発便があります。
【高円寺駅南口発のバス路線】
・五日市街道営業所行き
(21:17発の便からは通常通りの乗り場に戻りますが)16:14発~20:33発の便は、高円寺北口臨時バス乗り場からの発着となります。
・永福町行き
16:15発~最終の便は新高円寺駅と永福町間の折り返し運転になります。
・佼成病院前行き(京王バス)
16:46、17:25、18:05、18:46発の便は高円寺駅北口臨時バス乗り場からの発着となります。
また車での来場を考えている方もいると思いますが、東京高円寺阿波おどりは原則公共機関での来場になっています。
駅周辺に有料の駐車場はありますが、以下の圏内で当日は16:15~20:30まで交通規制が行われているので、上記地図で駐車場を探してみてください。
JR高円寺駅を中心に、以下の道路までが交通規制実施区域となっています。
方角 | 道路名 |
東側 | 環状七号線まで |
西側 | 馬橋通りまで |
南側 | 青梅街道まで |
北側 | 早稲田通りまで |
こちらの記事には、高円寺阿波踊りの見どころである有名連や会場の穴場スポット・屋台情報などを書いています。
高円寺阿波踊りの人気・有名連とは?2018年の桟敷席・出店の紹介!
東京高円寺阿波おどりを観覧する時はマナーを守って
東京高円寺阿波おどりについて紹介しましたが、東京で大規模の阿波踊りが見られるなんて驚きでしたね。
しかし、大勢の人が観覧されるイベントだからこそ、一人一人がマナーを守って楽しみたいものですね。
ちなみに、基本ではありますがゴミは必ずゴミ分別収集所へ、そして会場は全面禁煙・会場付近での自転車やベビーカーの使用は禁止されていますので、十分に注意しましょう。
皆さんも機会があれば、東京高円寺阿波踊りに訪れてみてはいかがでしょうか。
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