東京の代表的な夏祭りのひとつ「東京高円寺阿波おどり」
日本三大盆踊りのひとつである阿波踊りを東京で間近で楽しむことが出来るお祭りなのです。
東京高円寺の青年会が町おこしのために発足した高円寺阿波おどり(発足当時の名称は「高円寺ばか踊り」)ですが、その歴史は古く2018年で62回目を迎えます。
その高円寺阿波おどりをもっと楽しめるように、今回は人気の連やおすすめスポットなどを紹介したいと思います。
Contents
高円寺阿波おどりの花形の有名連
阿波踊りにおいて踊り子が所属しているグループのことを連と呼びます。
連は踊り子と、鳴物と呼ばれる三味線や太鼓などの楽器から構成され、1つの連の人数は30~500人程度と連の大きさなどは様々です。
連は、企業の社員などから構成される「企業連」、学生などで構成される「学生連」、サークルのような形の気の合う仲間内などで構成された連、があります。
その中でも、歴史と人気がある連のことは「有名連」と呼ばれるのです。
では、その有名連について、2018年のスタート地点と合わせて見ていきましょう。
※なお、2018年の開催日は8月25日(土)と26日の2日間になります。
高円寺阿波踊りの有名連
飛鳥連(参加人数110人)
1970年創立の飛鳥連は躍動感が持ち味の連。
2016年東京都知事賞受賞。
※当日のスタート地点は「25日:中央演舞場」「26日:パル演舞場」
天狗連(参加人数130人)
1965年設立の天狗連は徳島「平和連」の姉妹連。
参加人数130人の大型連で海外遠征なども行っている。
※当日スタート地点は「25日:中央演舞場」「26日:中央演武場」
舞蝶連(参加人数66人)
1994年設立の舞蝶連は今年で22周年。
本場徳島にも追っかけがいるほど人気の連。
※当日スタート地点は「25日:桃園演舞場」「26日:ひがし演舞場」
今回紹介した連は有名連のほんの一部分です。
阿波踊りの連は、各連によって個性がさまざまですので、当日会場に足を運んでお気に入りの連を見つけてみるのも楽しいですね。
第60回高円寺阿波おどり-舞蝶連- 2日目(2016年8月)
高円寺阿波踊りのおすすめの演舞場
上記では高円寺阿波おどりの連を紹介しましたが、踊りを見るのであれば出来るだけ良い場所で見たいと思いますよね。
ここでは高円寺阿波おどりでの場所取りのマナーやおすすめスポットなどを紹介したいと思います。
高円寺阿波おどりはJR高円寺駅と東京メトロ高円寺駅を結ぶ進行ルートに8ヶ所の会場が設置されます。2つの駅を結ぶ進行ルートを連が練り歩き、高円寺の街全体が阿波踊りのお祭り会場になるのです。
高円寺阿波おどりの会場8ヶ所
高円寺阿波おどりの会場は計8ヶ所あり、各会場の名前と有名連のスタート地点は下記の通りです。
・ひがし演舞場(江戸っ子連、朱雀連など)
・中央演舞場(東京天水連、天狗連など)
・桃園演舞場(写楽連、舞蝶連など)
・みなみ演舞場(弁慶連、葵新連など)
・純情演舞場(騒連中、東京新のんき連など)
・パル演舞場(江戸浮連、のびゆく連など)
・ルック第1演舞場(ひさご連)
・ルック第2演舞場(飛鳥連、天翔連など)
人気会場
中央演舞場
一番人気の会場はなんといっても「中央演武場」でしょう。
8会場中唯一の審査員席が設置される場所です。
そのため、どの連も審査員へのアピールを込めて力いっぱい踊ります。また、連によっては中央演舞場のみで披露する演出を組み込んだりすることもあります。
特別な演出の踊りを見たい、という方にはおすすめのスポットですね。
しかし、祭りが始まると身動きが取れないほどの人が集まりますので、小さなお子さんがいる方は安全を考慮して避けた方が無難かもしれません。
みなみ演舞場
中央演舞場と同じくらい人気のスポットです。
中央演舞場の南側に位置しています。
人の多さは中央演舞場と同じぐらいですが、東京メトロの新高円寺駅が近いので帰りの混雑がJR高円寺駅より少しましなので帰りやすいスポットです。
穴場スポット
穴場スポットの会場は3つあります。
・ルック第1演舞場
・ルック第2演舞場
・パル演舞場
上記の3つの演舞場は、道幅が狭いため近くで踊り手を見ることができ、間近に阿波踊りを感じることが出来るでしょう。
また、例年この3つの演舞場は人が流れる傾向があり、しばらく待っていると最前列で見ることも可能なのです。
道を1本外れると裏道があり人通りも少ないですのでゆっくり休憩することもできます。
体力に自信のない方や、小さなお子さんを連れている方は上記の穴場スポットで阿波踊りを見ると自分のペースを保つことが出来るのでおすすめですよ。
最後に、高円寺阿波おどりのマナーですが、高円寺阿波おどりでは開催団体の方から事前の場所取りは禁止されています。
しかし、毎年シートを敷いて事前に場所取りをする人が非常に多いのが現状です。警察も注意のみで取り締まりは行っていないようですが、お祭りはマナーを守って観覧するようにしたいですね。
高円寺阿波おどりの屋台やトイレの場所
お祭りに行くと気になるのが屋台とトイレの情報ですよね。
高円寺阿波おどりでは屋台も楽しむことができます。
JR高円寺駅の近くにある「あずま通り商店街」は商店街内のお店が屋台を出店しています、
佐世保バーガーやなみえ焼そばなどメニューも豊富なのでおすすめです。
また、高円寺北口広場や中央公園などではイベントブースが設置され、阿波踊りグッズなどを購入することが出来ますので、お祭りの良い記念になりますよ。
そしてトイレについてですが、開催団体が仮設トイレを設置してくれるのですが、20~30基と数は多くありません。近くのコンビニでもトイレを貸してくれるようですが、来場者数が多いためトイレはいつも混雑しています。
また、会場でトイレに行くと人が多いためお子さんはもちろん、大人の方でも迷子になってしまいます。携帯などで連絡を取ろうとしてもなかなか繋がらないのが現状のようです。
お祭り会場では迷子になった場合の待ち合わせ場所を決めておくといいですよ。
こちらの記事には、高円寺阿波踊りの日程や時間・雨天の場合・交通規制などのアクセス情報などを書いています。
高円寺阿波踊りの歴史や2018年の日程・時間・交通規制・雨天の場合について
自分のペースによってお祭りの楽しみ方を決めよう
東京高円寺阿波おどりは来場者数が100万人も訪れるため、お祭りが始まると大変混雑してしまいます。人が多いとお祭りも盛り上がり活気があって良いのですが、人酔いが心配な人や小さいお子さんがいる人には大変かもしれません。
そんな方は、比較的人が少ない演舞場を選択すると良いでしょう。
また体力に自信があったり、大迫力の演武を見たい人は中央演舞場などを選択すると、大きな会場でのスケールの大きい阿波踊りが楽しめますよ。
この記事へのコメントはありません。