五山送り火の2017年の見える場所は?穴場スポットとホテルの紹介!

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お盆の季節になるとニュースなどで京都五山送り火の話題を取り上げられることも増えるので耳にしたことはある、という方も多いのではないでしょうか?
五山送り日は毎年8月16日に京都で行われる仏教行事の一つです。
五山送り火に関しては非常に謎な部分が多く、起源や文字の意味などまだまだ解明されていないことが多いのも特徴ですが、
一説には冥府に帰る精霊(京都でご先祖様の霊の呼び名)を送るために地元の人が始めたと言われています。

そんな幻想的で神秘に満ち溢れた五山送り火を一度は観てみたいと思っている人も居るのではないでしょうか?
今回は、五山それぞれの見どころや穴場スポットなどを紹介したいと思います。

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五山送り火それぞれの見どころは

image002-16-300x199 五山送り火の2017年の見える場所は?穴場スポットとホテルの紹介!

五山送り火は「大文字」「妙・法」「舟形」「東大文字」「鳥居形」の文字をそれぞれ5つの山で点火する行事です。
文字が違うだけで結局は同じじゃないの?と思う方もいらっしゃるでしょうが、実は五山ごとに見どころが違ってくるのです。

大文字

五山送り火の代名詞の「大文字」。
東山如意ヶ嶽(ひがしやまにょいがだけ)で観ることが出来ます。
色んな所で点火が行われているから、どれを見たらいいか分からない…などと迷っている人は、一番有名で規模も大きい「大文字」をおすすめします。
細くて繊細な文字が特徴です。東文字と比較して女形とも呼ばれています。

妙・法

松ヶ崎西山、松ヶ崎東山で観ることが出来ます。
五山送り火という名前なのに、山が2つ出てきたら全部で6つになるのでは?と疑問に思った方も多いのでは?
実は万灯籠山と大黒天山の「妙・法」の文字は二山一体で1つと数えるのです。
「妙・法」の文字の由来は法華宗の信仰がもとになっていると言われています。
送り火が終了した後、ふもとにある涌泉寺で日本最古の盆踊りが行われるので、こちらも合わせて楽しむことが出来ます。

舟形

西賀茂船山で観ることが出来ます。
別名「精霊船」とも呼ばれています。
船の先端は西方浄土を向いているとも言われています。
送り火終了後は西方寺で読経を聞いたり、六斎念仏という念仏を唱えながら踊る民族芸能を観ることが出来ます

東大文字

大北山で観ることが出来ます。
東山の如意ヶ岳と区別して「東大文字」と呼ばれています。
東如意ヶ岳の「大文字」は繊細で細い文字が特徴ですが、「東大文字」は太くてたくましい文字が特徴です。如意ヶ嶽の大文字と比較して「男型」とも呼ばれています。
たいまつを抱えて走る松明行列(たいまつぎょうれつ)でも知られています。

鳥居形

嵯峨仙翁寺山で観ることが出来ます。
舟形と同じように漢字以外の形をしていますね。松ヤニが入っているので文字が少しオレンジっぽく見えるのが特徴です。
鳥居形は高度の低い場所にあるため、市内から見るのは難しいです。
しかし、鳥居形は五山の文字の中でも一番勇ましくそして美しいと言われていますので、一見の価値はあると思います。

上記のように五山によって見どころが色々あるのですね。五山を訪れることで間近で大迫力の文字を観れるだけではなく、終わった後に行われる行事ごとも合わせて楽しむことが出来ますね。

 

京都 五山送り火(鳥居形)と嵐山灯籠流し

 

五山送り火を無料で見れる穴場スポット

image002-16-300x199 五山送り火の2017年の見える場所は?穴場スポットとホテルの紹介!

各五山の見どころを上記で紹介しました。
全部一度に見るものいいけれど、それぞれの山を訪れて観るのも良いかも…と思ってくれた方もいるのではないでしょうか?
そんな方のために下記に五山ごとの見どころ穴場スポットとスポットの最寄り駅をまとめてみました。

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各送り火ごとの見どころスポット

送り火名  見どころスポット  最寄り駅 点火時間
大文字 ・鴨川堤防西岸
・同志社大学寒梅館前
・京都市市営地下鉄「北大路」
・地下鉄丸太町線「今出川」
20:00点火
妙・法 地下鉄「松ヶ崎」駅周辺
・駅北口側、宝が池公園スポーツ広場周辺正面に「妙」
・駅東口側、北山通周辺に「法」
地下鉄「松ヶ崎」 20:05点火
舟形 ・上賀茂橋
・京都ゴルフ倶楽部、舟形コース
(夜間はゴルフコースが解放される)
・市バス北3系統・京都産大行き「上賀茂橋」バス停
・市バス1系統・出町柳行き「西賀茂車庫前」行き
20:10点火
東大文字 ・平野神社
・カトリック衣笠教会
・市バス205系統・西の京円町、金閣寺道行「衣笠校前」
・市バス205系統・西の京円町、金閣寺道行「金閣寺道」
20:15点火
鳥居形 ・化野念仏寺周辺 ・JR嵯峨線「嵯峨嵐山」 20:20点火

五山の点灯時間はおよそ30分と短いので、当日現地などで迷ったりしてしまうと点灯を見逃してしまうこともあります。

各送り火の見どころスポット、最寄り駅や駅からのルートなどをしっかりと頭に入れて、少し時間の余裕をもって出かけると安心ですね。

 

五山送り火の5カ所すべてを鑑賞できるホテルは

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五山送り火は全国的にも有名な行事ですから、遠方から泊りがけで観覧に訪れる方も多いでしょう。
そんな方は出来れば全ての送り火を一度に見たいと思うのではないのでしょうか。
そんな時は五山送り火が全て一度に鑑賞できるホテルを予約して、ホテルからゆっくりと送り火は満喫してみては?

五山送り火5カ所全てを鑑賞することが出来るホテル

京都タワーホテル

プラン参加者は京都タワーの展望室から五山全てを観ることが出来ます。
プラン参加者には他にも、五山送り火についての解説を聞くことが出来たり、会席料理のコースを楽しむことも出来ます。

ホテルグランディア

展望室はありませんが、ホテルの北側通路から五山送り火全てを観ることが出来ます。
また、宿泊室からも部屋によって見える送り火は異なりますが、五山送り火を観ることが出来ます。

KKR京都くに荘

屋上テラスが全ての送り火を観ることが出来ます。
8月16日の宿泊は抽選のみになっており、抽選は国家公務員のみ申し込みが出来ます。

全ての五山が見えるホテルは大変人気が高く競争率も高いので、確実に泊まりたいという方はなるべく早く予約を申し込むことをおすすめします

 

各自好みの方法で五山送り火を楽しもう

各送り火の近くまで足を運んで大迫力の送り火を楽しんだ後にふもとのお寺で行われる行事を楽しんだり、ホテルを予約して五山全てが点火するのを少し離れた場所からゆっくりと楽しむなど、五山送り火の楽しみ方は人によって違います。
自分がどのように楽しみたいかによって楽しみ方も変わってきますね。
各自ご自分に合った方法で、京都の夏の風物詩をお楽しみください。

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