ハロウィンの定番アイテムといえば、お化けの顔にくりぬいたかぼちゃですよね。
実は意外としらないハロウィンパンプキン「ジャック・オー・ランタン」についての情報と、
初心者の方でも簡単にできる作り方をご紹介していきます!
Contents
ジャック・オー・ランタンについて
お化けのように怖い顔のカボチャの「ジャック・オー・ランタン」。
名前は有名ですが、なんでこんな名前なのか?なんでカボチャなのか?ご存知の方は少ないと思います。
今回は作り方に加えてジャック・オー・ランタンの知識も習得しちゃいましょう!
ジャック・オー・ランタンの原型、アイルランドの「ウィル・オー・ウィスプ」
実はジャック・オー・ランタンの発祥は、アイルランドやスコットランドと言われています。
別名「ウィル・オー・ザ・ウィスプ(松明持ちのウィリアム)」とも呼ばれ、天国へも地獄へも入ることを拒否された魂がカブをくりぬき憑依(ひょうい)した姿とされたことが発端です。
その理由は諸説さまざま。悪魔を騙して「地獄へ落ちない」契約をした、生前に堕落した生活をしていた…など。良くないことをしていたせいで天国には行けず、悪魔から地獄に行くことも拒否された、というのが通説のようですね。
ウィル・オー・ウィスプは、悪魔からもらった石炭を入れたランタンを片手に持ち、旅人の道案内をするとも言われています。
カブのウィル・オー・ウィスプから、カボチャのジャック・オー・ランタンになった理由
これにはアイルランドからアメリカへ移った移民たちが関わっています。
アイルランドからアメリカに移った移民たちが伝えたウィル・オー・ウィスプ、アメリカではカブよりもカボチャの生産が多かったため、カブからカボチャに媒体を変えました。
ジャック・オー・ランタンは、キャンドルを立ててキャンドルスタンドとして活用され、善良な霊を引き寄せ、悪霊を追い払ってくれると言われています。
そのため、アイルランドでは今でもカブを使って作っている地域もあるようです!
ジャック・オー・ランタンの作り方
ハロウィンのかぼちゃについての知識を蓄えた上で、それでは次にそのかぼちゃの作り方について見ていきましょう。
オレンジのパンプキン、どこで売ってる?
では早速作っていきましょう!
まずは材料となるカボチャ(パンプキン)を用意します。
通常の食用カボチャと違い、表面がオレンジのものを使用します。中が柔らかく、種を取り出し加工しやすいのが特徴です!
店頭に並ぶことは少ないようですが、ハロウィンシーンズには花屋さんやホームセンター、スーパーなどで購入が可能です。ネットショップでの取り扱いもあるようですよ!軒先や玄関に飾るなら大きいサイズを、お部屋などに飾るなら小さいサイズがベストです。
使う道具は?
道具は以下の通りです。
・ペンもしくはシャーペン
・果物ナイフ(もしくはカッター)
・包丁(専用ノコギリ)
・スプーン
・ビニールの手袋(必要であれば)
・中に入れるキャンドル(ライトでも可)
作るランタンのサイズによって道具の大きさも変わるので注意してください!
大きいものの場合には包丁や専用ノコギリ・彫刻刀などを、小さいものならカッターや果物ナイフを。
また大きいものは作るのに力が必要ですので、女性は注意して作業してください。
細かい図柄にもこだわりたい方は、紙で顔パーツの型を用意してもOKです。
パンプキンの中味を取り出す
まず大きなものは底を抜き、小さなものはヘタ部分を丸くくり抜きます。
くり抜くときは結構な力が必要になりますので、女性やお子さんで難しい場合は男性の力を借りましょう!
また、底を抜いた場合にはくり抜いた底部分にキャンドルを立てるので、捨てないで取っておいて下さい。
小さいものの場合には、キャンドルが入る大きさにくり抜いてくださいね。
スプーンを使って中のこの時、顔になる部分の裏はしっかりと種を取っておくと良いでしょう!
顔部分の下書きをする
ペン(もしくはシャーペン)を使って顔のパーツを下書きしていきます。
この時、どのようにナイフを入れるか想像しながら描くといいでしょう!
口の部分はギザギザが多いので、数回に分けておくと後で楽ですよ。
顔部分をくり抜く
いよいよ、一番難しくも楽しい作業の開始です!
先ほど描いた下書きに沿って、ナイフを入れていきます。ナイフの刃を刺すようにして彫っていくのがオススメです。
一通り彫れたら、細かな修正をしていきましょう。切り口をつるっと滑らかにしておくことでカビなどを防ぐことができ、ジャック・オー・ランタンを長持ちさせられますよ。
1、2日ほど乾燥させて完成!
かぼちゃ(パンプキン)は水分が多く、キャンドルの炎を入れても燃えることはほぼありません。
ですが、逆にカビが生えやすいため長持ちさせる場合には乾燥させましょう。
乾燥させた場合には、キャンドルの使用は控えてライトにしましょう!火事になっては大変ですからね。
乾燥させると2~3日ほど保存できますが、もっと伸ばしたい場合には漂白剤をスプレーすると長持ちするそうです!
ですが、あまり保存がきかないのでハロウィン直前に作ることをおすすめします!
番外編:アートなジャック・オー・ランタン
ジャックの口が「HALLOWEEN」の文字と子供が彫られています!とっても可愛くて楽しそう!
ヨーデルヨーデル…。そう言えばこれも怪物(妖怪)でしたね!うまく皮を残してくり抜いています。
なんと、パンプキン in パンプキン!魔女と怪物を小さなランタンに描き、大きなランタンを窓に見立てています。物語が浮かびそうなハロウィンらしいデザインですね。
もはや芸術の域…!とっても細かくてアーティスティックなランタンです。
いかがでしたか?
↓とてもわかりやすい解説と豆知識も多いので、こちらの動画がオススメです!↓
オリジナルのかぼちゃを作ってみよう!
ハロウィンには欠かせない、憧れの本格的なジャック・オー・ランタン。
図工が苦手…、忙しいから…、など作る手間を省きたい方もいらっしゃると思いますが、必ずしも上手でなくともオリジナルを作ることでハロウィンをもっと楽しめること間違いありません!
意外と簡単なので、ぜひやってみてください!
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