スーパーやコンビニなどで、夏になると「土用の丑の日」という看板を目にしませんか?
私もよくコンビニなどで土用の丑の日にウナギ重などをたまに食べるのですが、そもそも「土用の丑の日」って何なのでしょうか?
ウナギ以外にも食べるといいものはあるのか?と聞かれても分からない方もいらっしゃると思いますので、今回は「土用の丑の日」の意味や由来、どうしてウナギを食べるようになったのか調べましたので、ご紹介したいと思います。
Contents
土用の丑の日とは
「土用」の意味
「土用」とは、立春(2月4日ごろ)・立夏(5月4日ごろ)・立秋(8月6日ごろ)・立冬(11月6日ごろ)の前の約18日間のことを指します。
元々は「土旺用事(どおうようじ)」というものが省略されたものです。
その昔世の中を木・火・土・金・水の5つで組み合わさって成り立っているという「五行説」を季節に割り振った人がいたそうです。そうすると、木は春・火は夏・金は秋・水は冬という風に、「土」が余ってしまいます。そこで、「土」をそれぞれの季節の最後の18日間とし、「土用」と読んだそうです。
「丑の日」の意味
「丑の日」の「丑」とは十二支の「丑」です。十二支というと、生まれの年を指すと考える方もいると思いますが暦の日にちにも使われます。日にちでは、12日周期で丑の日がきます。カレンダーを見てみると「きのと・うし」や「乙丑」などと書かれているのを見たことがあると思いますが、それです。
「土用」の間にある「丑の日」だから、「土用の丑の日」なんですね。
土用の丑の日、2018年はいつ?
土用は先ほどもお伝えしたように、季節ごとにありますが一番有名なのは夏の土用です。2018年の夏の土用は7月20日~8月6日の18日間になります。「土用は18日間ある」と頭に入れておけばいいでしょう。
また2018年夏の丑の日は7月8日・7月20日・8月1日・8月13日・8月25日になります。
よって「土用」と「丑の日」が重なる日が7月20日と8月1日ということです。この日が土用の丑の日となります。「土用の丑の日」は1年に一度というわけではないのですね。2年に一度くらいに2日存在します。2日ある場合、前日を「一の丑」後日を「二の丑」といいます。
なぜ土用の丑の日にウナギを食べるのか?
土用の丑の日とウナギの関係
よく「土用の丑の日」というと、ウナギを食べる日といわれていますが、なぜウナギを食べるのでしょうか?
昔から丑の日には梅干しやうどんなど「う」のつく食べ物を食べるといいと言われていました。
江戸時代に発明家の平賀源内が広めたといわれています。源内が近所のうなぎ屋に夏はウナギが売れないと相談され、そこで源内が「土用の丑の日はウナギを食べよう」という今でいうキャンペーンを行ったところ、その店が大繁盛したということです。ほかの店もそのキャンペーンを真似するようになり広まったそうです。
よく考えてみると、ウナギも「う」のつく食べ物です。源内もすごいですね。
ウナギはビタミンAやB1などの栄養が豊富で、ビタミンAには疲労回復効果もあります。また食欲増進効果もあるので、夏の暑さにはぴったりの食材ですよね。
ウナギ以外の食べ物は?
「ウナギを食べるといい!」とはいっても経済的な理由や脂が苦手という方もいらっしゃると思います。なにもウナギを必ず食べなければいけないというわけではないです。そのような理由があるのであれば、昔から言われている「う」のつく食べ物を、上にも伝えたようにうどんや梅干しなどでもいいのではないでしょうか。
土用の丑の日とウナギについての動画がありましたので、参考にしてみてくださいね。
「土用の丑」はナゼうなぎ?↓
土用の丑の日は「う」のつくものを食べよう
いかがでしたか。土用の丑の日は土用が各季節前の18日間、丑の日は十二支の日にちで「ひのと・うし」の意味、そして由来は平賀源内の発案だということが分かりましたね。2018年の土用の丑の日は7月20日と8月1日の二の丑です。ウナギはもちろん今年は「う」のつく食べ物を食べて夏を乗り切ってみてはいかがでしょうか。きっといい夏になりますよ。
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