毎年夏にやってくるお中元。みなさんの中でもお中元を贈るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ところで熨斗(のし)はどうしていますか?マナーも気になりませんか?
そこで今回はお中元ののしの書き方やマナーについてご紹介したいと思います。これから贈る方は必見ですよ!
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お中元ののしはどう書くの?
表書きは墨を使い楷書体で書くようにしましょう。
もともと表書きには毛筆で書くのがいいのですが、最近では黒のフェルトペンや筆ペンなどで書いている方もいらっしゃいますよね。
ボールペンや鉛筆、黒以外のペンでなければいいそうですよ。
上の部分(上書き)の書き方
のしには水引の上の方に「御中元」「お中元」などと「縦書き」で書きます。上書きは大きく丁寧に書きましょう。
下の部分(名前)の書き方
個人で1人の場合は下の部分にフルネームで書きます。贈るのが目下の人の場合は姓のみでも構いません。
2人以上の場合は連名で書きます。右側から目上の人の名前を書いていきます。しかしこのように並んで書けるのは3人までで、3人以上であれば代表者の名前をフルネームで書きその左側に「外一同」「他一同」などと書き入れます。
会社名を書き加える場合は、中央に名前を書き左側に小さく会社名を書きます。
この他に住所も同じ方法で書くようになります。
のしの種類・選び方・貼り方
のしには贈り物に掛ける「掛け紙」タイプと細く小さい短冊のような「短冊のし」と2つのタイプがあります。
「掛け紙」タイプのものでは、花結びの水引にのしが付いたものなどを使います。
水引は「ほどいても何度も結ぶことができ何度あってもおめでたい」という意味がある花結びのほかに蝶結びのものもあります。
色は一般的には紅白です。
これらは一般お祝い用ののしとなります。
貼り方は「お中元」の文字が品物の中央に来るように貼りましょう。
もともと蝶結びののしが一般的だったのですが近年あまり資源を使わないようにするエコの観点から出てきたのが「短冊のし」タイプです。
「短冊のし」は「掛け紙」のタイプに比べ簡易的だということだけなので「短冊のし」にしたからといって失礼になるわけではないのでこのタイプでも問題ないそうですよ。ただサイズは小さくなるので上書きや名前が書きづらくなります。もし書くのに小さい場合は「掛け紙」タイプに変えて書くといいでしょう。貼るときは品物の右側に貼ります。
お中元のマナーについて
お中元のマナーでみなさん一番気になるのは、贈り先が喪中の場合はお中元を出してもいいのかということではないでしょうか。
そもそもお中元はお世話になっている方へ贈るものなので、こちら側や先方側が喪中でもお中元を贈ることに問題はありません。
ただ忌明けや四十九日からまだ日が経っていない場合は、贈るのを控えるか事前に先方に断りを入れて贈るようにしましょう。
もし気になるのであれば、お中元の時期を避けて「残暑見舞い」という形で贈っても構わないと思います。
私はこちら側が喪中の時は贈るのを控えていましたが、贈っても問題ないんですね。
またお中元で贈ってはいけないものもあります。
それは靴などの履物類です。
「踏みつける」という意味になるのでやめましょう。
また目上の方に時計や筆記具などを贈るのも失礼になるのでやめたほうがいいでしょう。
お中元で贈ると喜ばれるのはお菓子やコーヒー、ハムなどですね。
お中元をもらうと「こちらからも何か贈らないと」とお返しを考える方もいらっしゃると思いますが、お中元の場合お返しはしなくても大丈夫なんですよ。
でも最低限のマナーとしてお礼状を出すか、お礼の電話やメールは入れましょう。
お中元の達人が実践しているポイントの動画も合わせてご覧ください。
お中元や残暑見舞い・暑中見舞いに関する記事はこちらにも書いてますので、あわせてご覧ください。
残暑見舞いの時期はいつからいつまでか〜返事や過ぎた時のマナーとは〜
残暑見舞いのはがきの書き方〜友人・ビジネス・親戚の例文について〜
暑中見舞いの時期はいつからいつまでか〜返事や過ぎた時のマナーとは〜
暑中見舞いのはがきの書き方〜友人・ビジネス・親戚の例文について〜
お中元の意味や由来とは〜贈る時期のマナーはいつからいつまでか〜
お中元のお礼状はがきの書き方〜ビジネスや個人向けの例文について〜
最低限のマナーを守ってお中元を贈ろう
お中元ののしの書き方や種類、マナーについてご紹介しました。
お中元ののしは花結びの水引とのしのついている「掛け紙」や「短冊のし」を使うことや様々なマナーがあることが分かりましたね。
いろいろマナーはありましたが先方を想う気持ちがあれば自然とできるのではないでしょうか。
私はお中元を贈るときももらうときもマナーをよく守って行動したいなと思いました。
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