五山送り火の意味とは?2017年の日程・時間・交通規制・雨天時について

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京都の夏の風物詩と言えば皆さん何を想像するでしょうか?
日本三大祭りの一つ「祇園祭」、ひんやりと涼しい「納涼床」、それとも京都の伝統行事「五山の送り火」でしょうか?
京都には実にさまざまな夏の風物詩があります。
今回は数ある京都の風物詩の中でも、「京都五山送り火」について紹介したいと思います。

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いまだに謎の多い五山送り火

image002-15-300x199 五山送り火の意味とは?2017年の日程・時間・交通規制・雨天時について

五山送り火で一番有名なものは東山如意ヶ嶽(ひがしやまにょいがたけ)が一番有名です。
京都の五山送り火と聞くと大文字を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
五山送り火は実は大文字だけではないのです。
それでは五山送り火は何か所で行われ、どんな文字があるのかを紹介したいと思います

東山如意ケ嶽 大文字
松ヶ崎西山及び東山 妙・法
西賀茂船山(にしがもふなやま) 舟形
金閣寺付近大北山(大文字山) 東文字
嵯峨仙翁寺山(さがせんおうじやま)
(万灯籠(まんどうろうやま)・曼荼羅山(まんだらやま)
鳥居形

五山送り火は上記の五山で炎が点火されます。

五山送り火の意味や歴史

五山送り火は京都で盆の次の日に行われる仏教の伝統行事です。
冥府(めいふ:死後の世界)に帰っていく精霊を送り届けるために始まったと言われています。
五山送り火の点火の起源は5つの山ごとにそれぞれの歴史が、室町時代・江戸時代など諸説があり、残念ながら確実なことは分かっていません。五山送りの起源などが不明瞭な原因として、五山送り火は仏教行事ではあるものの、地元の一般の方によって始められ地域に溶け込み受け継がれてきたため、記録などが残っていないのではないかと考える人も居ます。
京都に根付き、夏の風物詩となった京都五山送り火ですが、いつ始まったのか、だれが始めたのか、どうして「大」の文字だったのか、「大」の文字の意味は何なのか…などその全てにおいて理由などがはっきりとしておらず、今現在謎に包まれた行事となっているのです。

 

2017年の五山送り火の開催日時

image002-15-300x199 五山送り火の意味とは?2017年の日程・時間・交通規制・雨天時について

今なお謎や神秘に包まれた京都五山送り火は、毎年同じなので2017年8月16日に行われます。
各五山の点火時間は下記の通りです。

 如意ヶ嶽  大文字 20:00分点火
 松ヶ崎西山及び東山  妙・法 20:05分点火
 西賀茂船山  舟形 20:10分点火
 金閣寺付近大北山(大文字山)  東文字 20:15分点火
 嵯峨仙翁寺山
(万灯籠山・曼荼羅山)
 鳥居形 20:20分点火
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以前はまちまちの点火時間だったものも、1963年から大文字が20時ちょうどの点火、次に松ヶ崎西山・東山、西賀茂船山、金閣寺付近大北山、嵯峨仙翁寺山の反時計回りに10分おきの点火に固定されることになりました。
また、2014年に新たに点火時間が変更され、それぞれ10分おきの点火が5分おきの点火に変更され現在に至ります。
また五山送り火は火を使っているため、雨天の場合はどうなるの?と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
五山送り火は雨天でも決行されます。2016年には開催時にゲリラ豪雨と呼ばれる激しい雨が降りましたが、その際にも決行されました。
しかし、豪雨の場合は点火が行われてもいつもより早く消えてしまうこともあったり、いつも見えていた場所からきちんと見えなかったりする場合もあるようですので注意が必要です。

【京都の夏の風物詩】 京都 五山送り火 2014年8月16日 中継ダイジェスト / okuribi / 京都いいとこ動画

 

各五山のアクセス方法

image002-15-300x199 五山送り火の意味とは?2017年の日程・時間・交通規制・雨天時について

五山の送り火は5分おきに5つの山で点火されるため、どの送り火をどのように見たいかによってアクセス方法も変わってきます。
5つの送り火の各五山の最寄り駅は下記の通りです。

大文字 京阪電鉄「出町柳」駅
妙・法 京阪電鉄「出町柳」駅
舟形 市バス「北山」など
東文字 京阪電鉄「北の白梅町」など
鳥居形 市バス「山越」など

五山送り火を出来れば全部見たい、と思う方には下記の場所がおすすめです。

京都駅ビル空中経路

京都駅ビルの中にある空中経路は抽選で当選した人限定にはなりますが、全ての送り火を見ることが出来ます。抽選は毎年7月に行われますのでチェックしてみても良いかもしれません。

東山・将軍塚展望台

当日は特別チケットを持っている方しか観覧出来ないので、特別ツアーの申し込みが必要になります。
このように五山全てを見るには高層ビルや展望台などを利用しないと難しいにも関わらず、当日の観覧は抽選で当選した人のみ、という中々厳しい条件になってきます。
どうしても五山全てを見たいという方は旅行会社のツアーを利用すると間違いがないかもしれません。
※五山送り火の当日は「加茂街道」「渡月橋」の周辺19:00~21:00まで交通規制が行われます。当日車で訪れようと思っている方は交通規制の他にも、出町柳駅や北野白梅町の周辺は大変混雑するのでご注意ください。

 

近くで見るか、遠くで見るか、それぞれの良さがあります

せっかくの送り火なのだから遠くても良いから5つ全て見たい、という方や1つに絞り近くで綺麗に見たいという方、人それぞれどのように見たいかが違っていると思います。
近くで見るとそこでしか味わえない風情が味わえますし、遠くで見る五山に次々と点灯していく様子を見ることが出来るでしょう。
どちらにもそれぞれ良いところがありますので、自分がどのように五山送り火を見たいかによって選択すると良いですよ。

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