学校を卒業してから、早くて1年もしくは2年くらいで学生時代の友達から結婚式の招待状が届くことがあるのではないでしょうか。初めてお呼ばれする結婚式が友達のものであれば、なおさら嬉しいですよね。
ところで、初めて結婚式に参加される皆さんは、参加にあたって細かいマナーがあることをご存知でしょうか?ご祝儀や受付の時間、服装などなど守るべきルールが多くあるのです。今回は、結婚式に参加する際の受付にまつわるマナーをご紹介します。
Contents
結婚式会場に到着!受付で守るべきマナー
ここでは、会場の玄関口になる受付にまつわるマナーの5つについてご紹介します。ポイントを押さえて覚えて会場に入場しましょう!
挨拶
まずはお祝いの言葉を述べましょう。そのあとに、新郎新婦のどちら側の友人か申し出ます。
例:「本日はおめでとうございます。〇〇さんの友人の△△です。」
受付が済んだあとは、控え室に案内されることがあります。控え室では新郎新婦の両親に会うこともあるので、その際にもお祝いの言葉を忘れないでください。
受付時間の守り方
せっかくの結婚式に遅刻してしまっては、大変失礼です。かといって早く着きすぎるのも好ましくありません。
理想は、招待時間の開始30分前には到着することです。30分もあれば、メッセージカードなどを記入する時間も十分に確保できると言えるでしょう。もしもそれ以前に着いたのであれば、先にトイレなどを済ませて時間を調節してください。
ご祝儀の渡し方
実のところ、ご祝儀を一番悩む方が多いのではないでしょうか。ご祝儀は、ご祝儀袋に入れて「ふくさ」に包んで持つことが大切です。ご祝儀袋が折れたり、曲がったりしないように注意しましょう。
ご祝儀の金額について
入れる金額についても注意しておきましょう。一般的に奇数の金額を同封することが良しとされています。また、自分から見てどのような人に送るのかで金額も変わってきます。
例:一万円・・・参加者が未成年の場合の金額、または結婚式に参列しない場合の金額。
三万円・・・友人・知人・会社の同僚の結婚式の相場。
五万円・・・兄弟・姉妹・親戚などの結婚式の相場。
また、ご祝儀袋は包む金額の100分の1の金額に相当するものを選びましょう。金額に応じたご祝儀袋を使用しましょう。袋の色は基本的に白で「結び切り水引」の飾りがついているものが良いです。親しい友人や、兄弟・姉妹に送るのであればカラフルなものを選んでも構いません。上司や目上の方には、白を選んでください。
ふくさについて
ふくさとは、ご祝儀袋を包む布製の袋です。ふくさは大人になったら一つは持っておきたいアイテムです。慶事・弔事で使うふくさの色も変わってくるので注意しましょう。
暖色系・・・赤やピンク、オレンジ等は慶事向き
寒色系・・・紺や緑等は弔事向き
★紫系・・・慶事・弔事ともに使うことができる
受付でご祝儀を渡す前にふくさからご祝儀袋を取り出し、ふくさはご祝儀袋の下に添えて渡しましょう。以下はふくさの渡し方の例です。ご参照ください。
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芳名帳の書き方
受付では、参加者が名前を書く芳名帳というものがあります。可能な限り綺麗な字を書くようにしましょう。名前の他に、住所と電話番号を書き込みます。
お車代の受け取り方
遠方からの参加により、交通費であるお車代を頂戴することがあります。その場合は、ありがたく受け取った方がお互い気持ち良いです。もしもお車代が高くなるようであれば、ご祝儀の金額にプラスして渡すと良いです。
マナーを守って参加しよう
受付に関してだけでも、これだけのマナーや注意点があります。ややこしく時に難しく感じることがあると思いますが、ご友人または兄弟・姉妹の一世一代の結婚式というのであれば易いことではありませんか。
参加者として、結婚する二人の新たな門出を祝うという気持ちを表すことになるのです。またこのような行事に参加し、マナーを知るということは成人のたしなみでもあります。是非、スマートに大人の対応をしたいものですね。
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