昔はむくみや冷え性は冬に多いと言われていましたが、最近では夏場でもむくみや冷え性が問題になって来ているのです。
夏場のむくみの主な原因はエアコンの普及にあります。
また夏場の暑さを和らげようと冷たい飲み物をたくさん飲んで冷えた体が、エアコンによってさらに冷やされることにより体の血流が悪くなり、むくみや冷え性が酷くなるのです。
麦茶を飲んでむくみを解消しよう
厄介な夏場のむくみには、夏の定番の飲み物である麦茶が効果的だと言われているので、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
それではなぜ、麦茶はむくみ解消に効果的だと言われているのでしょうか?
それは麦茶に含まれているカリウムが関係しているのです。
カリウムの利尿効果により体の無駄な水分が排出されてむくみの改善に繋がります。
またカリウムの他に利尿効果がある飲み物ではカフェインが有名ですが、カフェインを飲みすぎてしまうと、カフェインによって胃を痛めたり、カフェインの利尿作用は効果がありすぎるために必要以上に体の水分が失われてしまう恐れがあります。
しかし、麦茶にはカフェインが含まれていませんから、胃を痛める心配もなくゴクゴク飲める上に、カリウムはカフェインと違い適度な利尿効果なので体の水分が必要以上に失われることもなく、安心して飲むことが出来るのです。
他にも、麦茶の原材料の大麦には、体のリンパの流れをよくする効能があるので、体の臓器、特に尿を作る腎臓の機能を改善することが出来ます。
肝臓の機能の改善によって、体中の水分の巡りが良くなり老廃物を排出されやすくなるので、むくみが解消されやすくなるのです。
また麦茶の原材料の大麦の収穫時期は実は初夏なのです。
夏にぴったりな効能以外に収穫時期も夏だとは、麦茶は旬の面からいっても夏の定番の飲み物なのですね。
ドロドロ血の解消に繋がる麦茶
麦茶は大麦を炒って作るお茶ですが、大麦を炒ったときに発生するアルキルピラジンという成分には血流を改善する効能があるのです。
夏場は汗をたくさん掻くので体が水分不足に陥りやすくなります。
体が水分不足になることで起こる問題といえば、体中の血流が悪くなり血がドロドロになってしまいます。
他にも血流が悪くなることで体の臓器の働きが悪くなり、体のだるさや不調を感じやすくなったり、血栓なども出来やすくなります。
麦茶に含まれているアルキピラジンはそんなドロドロ血を解消して血流を良くする効能があります。
他にも麦茶に含まれるGABA(ギャバ)という成分には血管の中に出来た血栓(血管の中に出来る血の塊)を除去することができるのです。
血栓が除去されたことにより、血液が流れやすくなり血流も良くなるのです。
指先が痛くなる冷え性対策に麦茶を飲もう
上記にも書いたように、最近はエアコンの普及などにより夏場の冷え性も問題になって来ています。
そこで麦茶に含まれるアルキピラジンとGABAの出番になる訳ですね。
麦茶の香ばしいいい匂いのもとになるアルキピラジンは血流を改善する効果があると書きましたが、冷え性は体の末端まで血液が行き届かないことが原因で起こります。
だから冷え性の人の指はいつでもひんやりしているのですね。
アルキピラジンとGABAが血流を良くすることによって体の末端にある細い血管にまで血液を行きわたるので、冷え性が改善されるのです。
しかし、麦茶には体も冷やす効果もあるので注意しなくてはなりません。
冷え性の予防などで飲む場合は、麦茶を温めて飲むなど工夫すると良いでしょう。
麦茶が夏に飲まれる理由
麦茶に関する記事はこちらにも詳しく書いてますので、合わせてご覧ください。
麦茶の効果・カロリー・栄養成分〜糖質量や虫歯予防などの効能とは〜
麦茶のビタミンB1などの効能〜便秘解消・ダイエット・美肌の効果とは〜
麦茶のピラジンなどの効能〜高血圧改善・糖尿病予防・胃に優しい理由〜
麦茶による熱中症予防について〜水出し麦茶の効能や副作用はあるのか〜
麦茶の飲み方と冬の効能について〜作り方はパックで煮出しにすべきか〜
麦茶の成分について〜ミネラル・タンニン・ノンカフェインの効果とは〜
夏の強い味方の麦茶
夏になると暑さだけではなく、職場やお店で冷やされたことによって酷くなるむくみや冷え性が厄介ですよね。
むくみは酷くなると足が痛くなるし、冷え性は全身の倦怠感の症状が現れて、毎日の生活にも支障が出てしまいます。
そんな時は麦茶を飲んで体の血流を良くし、夏の厄介なむくみや冷え性を乗り越えてみてはいかがでしょう?
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