夏には欠かせない麦茶ですが、スーパーなどで麦茶を購入すると目に付くのが「ミネラル」の文字。
麦茶に多く含まれるとされているミネラルとはどのようなもので、体にどのような効果があるのでしょう?
また麦茶にはミネラルの他にどのような成分が含まれているのでしょう?
Contents
5大栄養素の一つのミネラルとは?
そもそも、体に必要な栄養素としてよく聞くミネラルですが、ミネラルってなに? って聞かれると答えられないですよね。
ミネラルとはいったいどのようなものなのでしょうか?
ミネラルとは体の5大栄養素の一つに挙げられます。
(5大栄養素=タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)
5大栄養素とは、体を作ったり調子を整えるのに必要な栄養素のことです。
ミネラルが多いとされている麦茶ですが、いったいどれくらい含まれているのでしょうか?
スーパーなどで購入できる一般的な麦茶に含まれるミネラルの種類は
ナトリウム 60mg
カリウム 70mg
(600ml中)
となります。
一般的な緑茶にはナトリウムは同量適度含まれていますが、カリウムは含まれていないので、その点からも麦茶にはミネラルが多いといえますね。
ミネラルは体の健康を維持するのに重要な役割を持っています。
それでは、ミネラルを摂取すると体にどのような効果があるのでしょう?
・免疫力の向上
・精神状態の安定を維持する
・筋肉の稼働をスムーズにする
・血液を健康にする
・体の疲労を解消する
などがあります。
上記に挙げた以外にも、ダイエット効果や美肌効果、アンチエイジング効果など女性に嬉しい効果も含まれています。
五大栄養素と三大栄養素
渋みの素になるタンニンが体にもたらす効果は?
麦茶にはミネラルの他にタンニンという成分が含まれていることは知っていますか?
タンニンとは水溶性化合物のことで、お茶を飲んだり果物の柿を食べた時に感じる渋みの素です。
タンニンとは体にとても良い効果があるのです。
コレステロール値を下げる
血液の中のコレステロール値を下げ高血圧や動脈硬化の予防になる。
免疫力のアップ
免疫力がアップすることにより、抗がん作用や抗ウイルス作用の効果が期待できる。
このようにタンニンを摂取することは体にとって色々な効果が期待できるのです。
そんなに体にとって良いタンニンなら、もっとたくさん摂取したい、と思ってしまいますよね。
ですが、タンニンは摂取しすぎてしまうと体に害を及ぼしてしまうこともあるので注意が必要です。
タンニンは鉄イオンと結びつく性能を持っていますので、あまり過剰に摂取してしまうと鉄分不足になってしまうことがあるのです。
なので、タンニンを多く取ってしまった場合は意識的に鉄分を摂取するなどの工夫をするようにしましょう。
ノンカフェインの麦茶はなぜ好まれる?
お年寄りから赤ちゃんにまで幅広く飲まれている麦茶ですが、多くの人に好まれて飲まれている理由の一つにノンカフェインということがあるでしょう。
お茶にはカフェインが含まれているイメージが強いですが、お茶の種類によってノンカフェイン、カフェイン入りに分かれます。
ノンカフェインのお茶
麦茶、甜茶(てんちゃ)、ドクダミ茶、そば茶 など
カフェイン入りお茶
玉露、抹茶、紅茶、緑茶、コーヒー など
麦茶がノンカフェインという事は有名ですが、それではなぜノンカフェインだと体に良いと言われているのでしょう?
カフェインは飲みすぎるとカフェイン中毒になってしまったり、妊婦の方だと胎児の発育に影響が出てしまったり、流産に繋がってしまうこともあるのです。
他にも空腹時に飲むと胃を痛めたり、飲みすぎると覚醒作用によって眠りが浅くなるなどの弊害があります。
ノンカフェインの飲み物が好まれて飲まれている最大の理由は上記に書いたカフェインの悪い影響を受けないという事でしょう。
カフェインが入っていないので、1日中いつでも飲めますし、赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲むことができるのです。
麦茶に関する記事はこちらにも詳しく書いてますので、あわせてご覧ください。
麦茶の効果・カロリー・栄養成分〜量糖質や虫歯予防などの効能とは〜
麦茶のビタミンB1などの効能〜便秘解消・ダイエット・美肌の効果とは〜
麦茶のギャバなどの効能〜むくみ解消・血流や冷え性改善の効果とは〜
麦茶のピラジンなどの効能〜高血圧改善・糖尿病予防・胃に優しい理由〜
麦茶による熱中症予防について〜水出し麦茶の効能や副作用はあるのか〜
麦茶の飲み方と冬の効能について〜作り方はパックで煮出しにすべきか〜
ノンカフェインでどの年代の人にも好まれて飲まれる麦茶
麦茶のミネラルやタンニンには、体の調子を整える作用や免疫を高める効果があることが分かりました。
また、ノンカフェインの飲み物の麦茶は、年代を問わず誰でも安心して飲むことが出来るので好まれて飲まれるのですね。
しかし、カフェイン入りの飲み物の全てが悪いわけではありません。
カフェインにも眠気を取り除いたり、利尿作用など、飲み方を工夫すれば役に立つ効果があります。
ノンカフェインとカフェイン入り、どちらのお茶を飲むのかシーンによって効果的に使い分けると良いでしょう。
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