七五三は子どもたちの成長を祝う一大イベント。
記念にお子様の衣装のことや写真のこと、当日のことを決めるのに奔走(ほんそう)しているお母様方もいらっしゃることと思います。
子どもたちのほうにばかり意識が向いて、いざご自分のことは適当になっていませんか?
ここでは、忙しいお母様たちのために、七五三という大切な行事で失敗しない母親の衣装についてご紹介します。
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七五三の母親の着物はどの種類にするの?
一言に着物といっても、なんだか決まり事が沢山ありそうで難しいのでは…と心配されることもあるかもしれませんが、過度に身構える必要はありません。
特に七五三で着物を着る場合においては厳粛なルールもありませんから、少しの配慮と工夫を加えながらお子様と一緒に着物を楽しんでみましょう。
お子様を引き立たせる着物を選びましょう
お子様の晴れの日ですから、母親が子供より目立ってしまうとどちらが主役かわからなくなります。
しかしながら、お子様が七五三を迎えるまで健やかな成長ができたのは、母親の力なくしてはあり得ません。ですので、過度に華美にすることはありませんが、とは言え地味になり過ぎることもありません。
オススメは、パステルカラーの訪問着。お子様がはっきりした色を着ることが多いと思うので、淡い色合いでバランスをとりましょう。
訪問着とは既婚・未婚関係なく、幅広い年齢層が着ることができるおしゃれな着物のことです。色・柄ともに豊富ですので、選びやすいでしょう。
訪問着を選ぶポイント
訪問着は、柄が上半身から入っているものが多いことから、とても華やかに着こなすことができます。
柄の大きさはお好みで決めることができますが、(全身に柄があしらっているものではなく)イメージとしては柄の大小問わず部分的にセンス良く散りばめられているものが良いです。
正面から見て、柄がおおよそ3~4割程でしょうか。
あまり柄の範囲が多すぎると地の色の良さが活きませんし、華やかになりすぎてしまうこともありますので要注意。
上品に着こなすためにも、適度な柄を選びましょう。
お子様もきれいなお母様を見てびっくりするはず!
七五三の母親の着物の帯はどうするの?
帯は、選んだ着物とのバランスを見ながら決めましょう。
例えば着物の柄が落ち着いたものであれば、帯は少し柄に主張があるものを。
逆に華やかめの着物であれば、帯は少しトーンダウンした方がバランス的に良いでしょう。
『着物の柄と帯の柄を合わせて選ぶ』というのも、統一感が生まれてすっきりした印象に。
いずれにしても晴れの日の衣装なので、あまり暗く濃い色よりも淡い・明るめの色の方が母親として穏やかで愛情深い・上品なさまを演出できるでしょう。
七五三の時のオーソドックスな帯の結び方といえば、シンプルで上品な『二重太鼓結び』というものがあります。
これは決して派手な結び方ではありませんが、凛とした上品さがありどの年齢の女性にもなじむ結び方です。
もし、シンプルすぎるな…と感じる場合は、この二重太鼓に少しアレンジを加えてみてもよいでしょう。
きものん着付け動画『袋帯の結び方(二重太鼓結び)』
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七五三で実感する、家族の幸せ
七五三というとお子様の成長を祝う行事で、どうしてもお子様のことばかりに目がいきますよね。
しかし、お子様の成長=親の成長、でもあるのではないでしょうか。
七五三を迎えるまでお子様を育て上げたのは、母親と父親の力なくしてはありません。
そういった意味で、七五三というと子どもメインのことにはなりますが、「家族全員で家族をお祝いする」気持ちで七五三を迎えてみてはいかがでしょうか。
父親はスーツでバシッと決め、母親は着物を上品にあしらい、子供はかわいらしく晴れ着を着飾る。その姿や記念写真は、当人たちにとってだけではなく、見ている周りからもとてもいとおしく、美しく見えることでしょう。
そして、家族の絆をより深めるものにもなると思うのです。
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