毎年解禁日が近づくと、新聞やテレビ、ネットでもボジョレーヌーボーが話題になります。ワインをよく知らないという人でも「ボジョレーヌーボーという名前は聞いたことがある」という人が多い、とても有名なワインです。
そんな知る人が多いボジョレーヌーボーですが、そもそもどんなワインなのでしょうか？2017年の解禁日がいつなのかも気になりますよね。今回はボジョレーヌーボーについて、その由来や解禁日、さらに値段などの特徴も紹介します。
Contents
ボジョレーヌーボーってなに？
そもそもボジョレーヌーボーとは何でしょうか？
ボジョレーヌーボーとは、ワインの名前です。「ボジョレー」とは、フランスのブルゴーニュ地方のボージョレ地域のこと。ワインの産地として有名です。
フランス語では他にも「ボージョレ」「ボージョレー」とも発音します。その為、人によって言い方が異なりますが、日本では新聞紙は「ボージョレ」テレビ局は「ボジョレー」という言い方で統一されています。
そして「ヌーボー」とは、試飲新酒を意味します。通常のボジョレーワインが出来上がるよりも早く試飲し、ブドウを収穫したら速やかに醸造（じょうぞう）してボトルへ詰めます。
ボジョレーヌーボー、2017年の解禁日はいつ？
ボジョレーヌーボーには解禁日が設けられており、毎年11月の第3木曜日です。2017年の解禁日は11月16日ですよ。
元々は11月11日が解禁日でした。ボジョレー地域で最も収穫の早いワインが出来上がるのがいつも11月11日周辺だったこと、そしてこの日はサン・マルタンの日という聖人の日だったということもあり、縁起がいいとボジョレーヌーボーの解禁日になっていました。しかし後に聖人の日が無名戦士の日に変更されてしまい、11月11日から1番近い聖人の日である11月15日に解禁日を移しました。
そして、またもや問題が発生。フランスでは日曜日はショップやレストランが休みです。解禁日を固定してしまっては、毎年曜日が異なってしまい日曜日が解禁日になる可能性もあります。売れ行きに不安があったこともあり毎年11月の第3木曜日に解禁日と決まったのです。
ボジョレーヌーボーの特徴
それでは、ボジョレーヌーボーの特徴をご紹介します。
ボジョレーヌーボーの値段
私が初めてボジョレーヌーボーを知ったとき「有名なワインだから高いんだろうな」と思いました。しかしいざ解禁日になり店頭にワインが並ぶと「あれ？意外と安い」と驚きました。
生産者により味や品質が異なるため、それぞれ値段も違うのですが大体2,000円前後です。フランスではもっと安くで飲むことができるのですが、日本では空輸代も含まれるためフランスよりも高い値が付きます。もちろん高いものもあり値段は5,000円以上しますよ。
こちらの動画では、さまざまなワインの値段や色など、試飲し比較しています。500円代から2,000円代のワインまで揃っています。参考までにぜひご覧ください。
【ゆっくり実況】ボジョレー・ヌーボー2016比較試飲【BeaujolaisNoubeau】
ボジョレーヌーボーの種類
ボジョレーヌーボーの種類ですが、ぶどうがどの地域で採れ、どの地区で採れ、どの畑で採れたのか、という点で、同じボジョレーヌーボーでも種類が異なります。
大きくわけると4種類あり「ボジョレー」「ボジョレー・シュペリュール」「ボジョレー・ヴィラージュ」「クリュ・ボジョレー」があります。特に最後の「クリュ・ボジョレー」は特定の畑で採れたぶどうを使った最高級品ワインです。
ボジョレーヌーボーの製法
ボジョレーヌーボーは「マセラシオン・カルボニック」という製法でつくられています。
通常は収穫したぶどうを破り砕いてから発酵させて作りますが、この製法はぶどうを破り砕かずに大きなタンクに上からどんどん入れていきます。上のぶどうの重さで下のぶどうが潰れて果汁が流れ出て自然に発酵が始まります。
発酵が始まると炭酸ガスが発生し、タンクの中をガスが充満します。つぶれていないぶどうの細胞内部で酵素が働き、リンゴ酸が分解されアルコール・アミノ酸・コハク酸などが生成されるのでぶどうの皮からも成分が出ます。
この製法でつくられたボジョレーヌーボーは、味もまろやかでフレッシュな仕上がりになるのです。
2017年のボジョレーヌーボーを飲んでみませんか
ボジョレーヌーボーは、酒屋やワインショップでしか手に入らないように思いがちですが、スーパーやコンビニでも販売されています。値段も2,000円前後と買いやすいのが嬉しいですよね。
また、ボジョレーヌーボーのラベルデザインにも注目です。各販売会社が工夫を凝らした（こらした）ラベルデザインは、毎年変わっていてとても可愛いものが多いです。ボジョレーヌーボー、どれにしようかな？と悩んだときはラベルデザインで選んでみてもいいですね。
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