神嘗祭の意味や読み方とは?前夜祭はいつ?伊勢神宮へのアクセス情報

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「神嘗祭」というお祭りは、日本の伝統的なお祭りの中でも特に重要なお祭りの中の一つ。にもかかわらず、『初めて目にする!』という人や、読み方がわからない!という方も多いのではないでしょうか。
その中でも特になかなか馴染みのない漢字、「嘗」。一見しただけではなかなか読み方や意味はわかりにくいですよね。この「嘗」という感じが使われている「神嘗祭」とはいったいどのようなお祭りなのでしょうか。
読み方をはじめ、どのようなお祭りなのか見ていきましょう!

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神嘗祭の意味や由来

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それでは早速、神嘗祭について詳しく解説していきます!

「神嘗祭」はなんて読む?どういうお祭り?

「嘗」という漢字は音読みで「ショウ」「ジョウ」、訓読みで「なめる」「こころみる」「かつて」と読みます。この漢字のみで、その年にとれた穀物を神様にお供えするお祭りのことを意味しています。

神嘗祭は「かんなめさい」「かんなめのまつり」「かんにえのまつり」と、3種類の読み方があります。

神嘗祭とは、宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)と言う天皇陛下が国家と国民のために祈りをささげるお祭りです。天皇陛下がいる宮中、そして神宮(伊勢神宮)で儀式が行われていて、一年の中でも最も大きな祭祀の一つとされています。

特に伊勢神宮では、神嘗祭を中心に一年の行事が決まっていくとも言える程の大きなイベントなのです。

 

神嘗祭の目的は?

神嘗祭は、その年に収穫された新穂を、日本の中心的な神様とされている天照大御神(あまてらすおおみかみ)に捧げ、農作物の恵みに感謝するという目的があります。その年一番に取れたお米を神様に食べてもらって、その年の五穀豊穣への感謝を示す大切なお祭りなのです。

 

神嘗祭の日程と行事内容

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神嘗祭の日程と前夜祭

神嘗祭は毎年1017に行われる行事ですが、17日だけではなく1516日と前夜祭が行われています。前夜祭では神嘗祭をより盛り上げること、そして広く周知してお祭りを盛大に行うため、日本全国からご当地のお祭りが伊勢に集まり芸事を奉納します。このお祭りのことを神嘗奉祝祭と呼びます。日本各地のお祭りが一堂に会するのは日本全国をみても神嘗奉祝祭だけとされており、毎年にぎわっています。

 

第12回伊勢神宮神嘗奉祝祭・総踊り(阿波踊り)

 

10月といえば…

さて、暦に詳しい方の中にはもしかしたら10月に神嘗祭があるという事に疑問をお持ちになったかもしれません。10月は「神無月」。そう、神様がいない月という解釈もできるのです。しかしそう考えてしまうと、神様がいないのに神様に捧げものをするという矛盾が起きてしまいますね。

「神無月」については諸説あります。”神”が”無”、つまりいない月というとらえ方もできますが、実はこれは根拠のない俗説なのです。確かに神無月の語源は不詳とされていますが、最も有力な説としては「無」は”いない”という意味ではなく、連体形がである、「な」という助詞だと考えられるものです。この例は6月の「水無月(みなづき)」が示す「水の月」でも見られるものですよね。

この解釈をもってすれば神無月は「神の月」となり、神様がいない月という事ではなく、むしろお祭りごとにふさわしい時期という事になるのです。

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神嘗祭のアクセス

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最後に、神嘗祭が行われている伊勢神宮への行き方をご紹介します!

伊勢神宮には内宮と外宮がありますのでそれぞれへのアクセスをご紹介しますが、ここで注意しておきたいのは神宮のお祭りごとの習わしについてです。

神宮のお祭りごとは、「外宮先祭」という決まりごとがあり、先に外宮で祭儀を行うという習わしがあります。ですので外宮で祭儀があっている日程に神嘗祭に赴く時は、是非外宮から訪れてみてくださいね。

 

外宮へのアクセス

外宮へは、伊勢市駅(近鉄・JR)から徒歩約5の好アクセス。また宇治山田駅(近鉄)からも徒歩10分ですので、お住まいの場所から近い駅を利用できます。

車の場合は、伊勢神宮外宮前駐車場という駐車場があります。伊勢自動車道や国道23を利用して訪れてみましょう。

 

内宮へのアクセス

内宮は外宮から徒歩50分と少し離れたところにありますので、バスやタクシーを使って移動する方が良いでしょう。しかし伊勢の空気を感じる目的ですこし散歩してみても楽しいでしょうね。是非お気に入りの方法で内宮へ訪れてみてください。

直接内宮へ向かいたい場合は、五十鈴川駅が便利です。こちらの駅からであれば徒歩30、またバスやタクシーを使えば6分程で到着することができます。また宇治山田駅からもバス等の交通手段を使えば10程度で着くことができます。

 

年に一度の大イベント

伊勢神宮はその存在だけで一年中観光地として人気の高い場所ですが、神嘗祭のように最も重要視されている祭儀があっている期間に行ってみると、観光地としてはもちろん古から伝わる日本古来の伝統を肌で感じることができ、より一層楽しむことができるでしょう。一年に一度のチャンスですので、神嘗祭を気に是非伊勢神宮に足を運んでみてくださいね!

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