七夕の意味や由来とは?子どもには物語で簡単に説明しよう!

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7月7日に行われるイベント「七夕」。毎年短冊に願いを書く子ども達は、とっても楽しそうですよね。
誰もが子どもの頃は短冊に、「◯◯になりたい」などと、ウキウキしながらなりたいものを書いたのではないでしょうか?
今回はそんな七夕の由来・意味・物語について、子どもにも簡単に説明できるよう、わかりやすく紹介していきたいと思います。

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七夕・笹の葉・短冊の意味や由来

image005-300x281 七夕の意味や由来とは?子どもには物語で簡単に説明しよう!

七夕といえば短冊に願い事を書き、笹の葉にくくりつけるのが一般的ですが、そもそもなぜ77日に「七夕」という名前の行事を行うようになったのでしょうか?名前の由来、笹の葉の意味、短冊と願い事の意味について見ていきたいと思います。

「七夕」という名前の由来

昔は7月といえば稲が開花する時期でした。そのため、‟悪天候や災害が起こらないよう、人々は神様にお願いし、お供えする行事を行っていました。
その神様のお供え物として、女性は着物を織っていました。この着物を織る機械を、人々は「棚機(たなばた)」と呼んでいたのです。

時代が進むにつれ仏教が広まっていき、やがてお供えする準備は7月7日に行われるようになりました。
そのうち「7月7日の夕方」という意味の「七夕(しちせき)」という漢字と、棚機(たなばた)」の読み仮名が合わさって「七夕(たなばた)」と呼ばれるようになったのです。

笹の葉に込められた意味

笹の葉は成長がとても早く生命力が強い植物とされています。また、殺菌作用もあるため、魔や災いから守ってくれる象徴とされているのです。
短冊を笹にくくりつけるのは、短冊の願いに災いが降りかかってこないようにしているんですね。

短冊に願い事を書く理由

七夕の行事が日本に広まったころ、人々は短冊ではなく糸を飾っていました。
七夕はその由来でも紹介した通り、機織(はたお)りが深く関係しています。七夕物語に登場する織姫も、機織りを仕事にしています。七夕は、機織りや裁縫の上達を願う行事でもあったのです。

江戸時代になると、日本の子供たちは寺子屋という場所で勉強をするようになりました。その子ども達が、「習字が上達しますように」という願いを短冊に書いたのがきっかけとなり、やがて短冊に願い事を書く習慣に変わっていったのです。

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七夕物語を子どもに説明するには

image005-300x281 七夕の意味や由来とは?子どもには物語で簡単に説明しよう!

七夕で有名なお話と言えば、織姫と彦星の恋愛を描いた七夕物語です。
親御さんや保育士さんなどは、子ども達に七夕物語を説明する機会があると思います。しかし、どうしたら子ども達にわかりやすく説明できるのか、結構悩みますよね。
今回はなるべく簡単に七夕物語を解説し、子どもにどう説明してあげたらいいのかを紹介していきたいと思います。
七夕物語とは、次のようなお話です。

昔々、夜空の天の川には、天の神様が住んでいました。
神様には織姫という、美しい着物を織る真面目な娘がいました。
織姫が結婚できる年になった時、神様は織姫に彦星という牛飼いの青年を会わせました。
2人は一目で恋に落ち、結婚して夫婦になりました。

しかし結婚してからというものの、2人は遊んでばっかりで、自分たちの仕事を全くしないようになりました。
怒った神様は2人を天の川の端と端に引き離し、2度と2人が会えないようにしました。

ただ織姫と彦星が毎日泣いていたため、神様は1年に1度の7月7日の夜だけ2人で逢うことを許しました。
それから2人は、毎年の7月7日を楽しみにしながら自分たちの仕事を頑張るようになりました。
そして1年に1度、七夕の夜に会うことができたのです。

素敵なお話ですよね。そしてこの話を子どもにするにあたって、強調したいことが2点あります。

それは・自分のやるべきことをやらないと、罰があたる
・逆にやるべきことを一生懸命にやれば、いいことがある

ということです。
自分の役割を「しっかりやることが大切」ということが伝えられると、よりいい教訓になるのではないでしょうか。

また、七夕の日は雨が降る日も多く「雨が降っているから織姫と彦星は会えないの?」ときいてくる子がいるかもしれません。そのような質問には、「この雨は、1年ぶりに会えた2人が嬉しくて流している涙なんだよ」などと説明してあげると、とてもロマンチックだと思います。

 

1年に1度の七夕を楽しもう

七夕は子ども達にとって、1年に1度しかない一大イベントです。今回説明した七夕の豆知識を教えてあげれば、より子ども達も七夕を楽しめるのではないでしょうか。

折り紙で七夕飾り★おりひめとひこぼし

動画のように、一緒に短冊や七夕飾りを作るのも楽しいですよね。
七夕の時期が近づいてきたら、短冊とペンを片手に子ども達と一緒に願い事を考えてみませんか?

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