サツマイモの中にはどんな栄養素が入っているのでしょう?
「なんだか甘くて太りそう」とか「食物繊維が豊富で便秘予防になる」とか。いろんなイメージがありますよね。
今回はそんなサツマイモの中身を整理してみます。
Contents
サツマイモの栄養素
サツマイモの栄養素(100gあたり)
食物繊維 | 1.7g |
ビタミンB1 | 0.1mg |
ビタミンC | 30mg |
ビタミンE | 1.3㎎ |
カリウム | 460㎎ |
これを見てみると3種類のビタミンが入っていることがわかります。
中でもビタミンCが豊富です。その含有量はなんとリンゴの10倍!
カリウムはごはんの1.8倍!
また、食物繊維は水溶性不溶性のものがあり、サツマイモにはどちらも含まれています。
アヤムラサキなどのムラサキ色のサツマイモには【アントシアニン】という色素があります。
この栄養素は、赤ワインなどに入っていることで有名なポリフェノールの一種と同じものです。
他には皮と身の間の部分に【ヤラピン】というイモ類のなかでは唯一サツマイモだけが持っている栄養素があります。
脂質と糖質が結合してできた【ガンクリオシド】も含まれます。
そのほか【カルシウム】【リン】【鉄分】【βカロテン】などです。
サツマイモの効能・効果
食物繊維
水溶性―コレステロール値を下げる。塩分を吸収してくれるため、結果的に血圧が下がる不溶性―腸壁を刺激し、大腸のぜんどう運動を促進し、排便を促す。
ビタミンB1
糖質の代謝を助ける。
ビタミンC
コラーゲンの生成。ニキビの予防と治療。発がん性物質の生成の予防。抗酸化作用による心臓病予防。鉄の吸収を助けるため貧血の予防効果がある。
ビタミンE
老化現象の原因になると考えられている“過酸化脂質”が体内に発生するのを抑制する働きがあり細胞の老化を遅らせ、お肌を若々しく保たせてくれる。
カリウム
腎臓からナトリウムを排出する作用があるため血圧低下に効果的。
アントシアニン(ムラサキ色のサツマイモに含まれる)
動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因となる活性酸素の働きを抑制する
初期の肝機能障害の軽減
血圧降下作用
ヤラピン
緩下(下剤)作用をもつ
※特徴:サツマイモを皮ごと食べると食物繊維との相乗効果により便秘予防に効果的です
ガンクリオシド
ガン細胞増殖の抑制してくれます。
βカロテン
抗酸化作用があります(活性酸素による細胞の酸化を防ぎ細胞のがん化を防いでくれる)。
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サツマイモの炭水化物は多い?
サツマイモ100gの炭水化物量は約31gです。
炭水化物量が多いと太ってしまうようなイメージがありますよね?
しかし、炭水化物は実は脂質と合体することで太る原因になるのです。
調理法によっては、炭水化物を摂取しても太らない方法もあるのです。
おすすめの調理法は『蒸す』『焼く』です。当然脂質と一緒にすると太る原因になりますので『揚げる』はダイエットにはおすすめしません。サツマイモの豊富な栄養価を効果的に体内に取り込むには、ポイントは“脂質”と一緒にしないことです。
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栄養満点のさつまいも
今回サツマイモの栄養素を調べてみて、そこらのスーパーフードよりも、よっぽど栄養価が高く体に良い健康食品だという事実を再確認しました。
昔からの健康食材だったサツマイモが、昨今の研究により、どれだけがんの抑制作用があるかも明らかにされてきています。
また、多くの女性の悩み、便秘、老化、生活習慣病などの改善にも役にたちます。
サツマイモの甘さはその中のデンプンが加熱されて形成された自然な甘さ。
だから血糖値の上昇も穏やか。
ダイエットで欠食や断食するくらいなら、茹でたサツマイモをごはん代わりに食べてみてください。
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