日本では、新年を迎えると企業側から取引先のクライアントへ、またはお客様へ年賀状が送られます。
新年の挨拶に使われている年賀状はとても大切な日本の習慣のひとつであり、企業からするとマナーでもあります。
海外では、年賀状の代わりにクリスマスカードを、やがて迎える新年の挨拶として用いられています。
欧米では日本の年賀状と同様、ビジネス・クリスマスカードは挨拶の礼儀として送られるので、年賀状の書き方にルールがあるように、ビジネス・クリスマスカードにもきちんとしたルールが存在します。
日本人にとってクリスマスカードはあまり馴染みのない習慣ですが、もし取引先のクライアントが海外の企業なら、クリスマスカードを送るだけで一気に友好関係が築かれるでしょう。
今回は、ビジネス・クリスマスカードの正しい書き方、文例、送る時期や注意点等についてご紹介していきます。
Contents
ビジネス向けクリスマスカードのルール
欧米ではクリスマスの習慣として、大切な家族や友達・恋人・日頃からお世話になっている人へクリスマスカードを送ります。個人的に親しい相手にクリスマスカードを送る際は、書き方に細かいルール等はなく自由に書くことができますが、ビジネス向けのクリスマスカードにはルールがあります。では、英語で書くビジネス・クリスマスカードの書き方をご紹介していきます。
➀ 英文は全て中央に揃える
② 会社名、住所、署名は挨拶文の下に記入する
③ 全て手書きで書く
④ 個人的な内容は書かない
⑤ 封筒の表書きは「Season’s Greetings」 または「Happy Holidays」と記入する。
以上5点のルールに従って書くと、形式的なビジネス・クリスマスカードに仕上がります。
ビジネス・クリスマスカードの文例
ビジネス・クリスマスカードの書き方のルールを押さえた上で、次は本文を作成します。
ビジネス向けのクリスマスカードなので、やはり本文にも気を配らないといけませんね。
では、実際に海外で使われている、ビジネス・クリスマスカードの本文をご紹介していきます。
また、それと同時に5点のルールに沿ったビジネス・クリスマスカードをご紹介します。
今年のクリスマスは、日頃からお世話になっているクライアントやお客様に、ぜひビジネス・クリスマスカードを送ってみましょう。
クライアントやお客様との信頼関係がより深まるでしょう。
ビジネス・クリスマスカードの注意点
ここまでは、ビジネスクリスマスカードの書き方と英語での本文の表現について紹介しました。
基本的にシンプルな仕上がりにするのが、ビジネスクリスマスカードの特徴です。
日本の習慣である年賀状のように、相手の幸福を祈願し新年の挨拶をするという部分ではクリスマスカードにも同じ要素が含まれていますね。
しかし、クリスマスカードには、欧米の文化ならではの注意点があるのでご紹介します
宗教
お気付きの方もいると思いますが、上記の本文の例をご紹介したように、クリスマスカードなのに「クリスマス」という言葉が一切使われていません。
それは、宗教との深い訳があります。
クリスマスはキリスト教の祝日であるため、元々はキリスト教の人たちがクリスマスを祝う日であります。
しかし、海外では様々な宗教が存在し、宗教によってはクリスマスを祝わない人たちもいます。
日本では宗教に関係なく、みんなが「メリークリスマス」と言いあったり、クリスマスシーズンになるといろいろな場所で「クリスマス」と書かれた文字を多く見かけます。
様々な宗教が混在する欧米では、「クリスマス」という言葉は非常にデリケートな言葉であります。
そのため、「クリスマス」という言葉を避け、「Season’s Greeting」といった言葉に置き換えられます。
特にビジネス・クリスマスカードはクライアントやお客様に向けたカードなので、失礼に当たる行為は絶対に避けなければなりません。
「クリスマス」という言葉が使われない理由はこのことからです。
欧米ならではの文化背景がクリスマスカードにも影響を与えているというのは、とても興味深いものですね。
時期
日本では、年賀状は元旦から3日までに届けられ、新年の挨拶をするのが礼儀とされています。
欧米でのクリスマスカードは、日本人の習慣と全く異なっています。
クリスマスカードを送る時期は 、11月末から12月上旬に送るのがベストな時期とされています。
日本人の私達にとっては、かなり早すぎる時期ではないかと思いますよね。
実は、クリスマスカードはクリスマスが来る前に届けなければなりません。
これも欧米ならではの文化背景があるためです。
欧米ではクリスマスカードを受け取ると、暖炉の上や棚にクリスマスカードを飾ります。
12月の上旬にクリスマスツリーや家の飾りつけ、家の外にライトを点灯したりと準備が始まるのですが、届いたクリスマスカードも部屋のデコレーションの一部として飾られます。
贈ったクリスマスカードを飾るという習慣は日本にはないので、贈ったクリスマスカードが飾られるとなんだか嬉しいですよね。
ビジネス・クリスマスカードの場合は、オフィス等に飾られることもあるので、ぜひかわいいクリスマスカードを贈ってあげましょう。
ですがカードのデザインも、やはり「クリスマス」という文字が入っているのは避けましょう。
宛名の書き方
海外に手紙を送る時は、日本での送り方と異なります。住所の書き方は特に注意して送りましょう。
① 差出人の名前、住所、国名 ※住所は日本と逆の書き方になる。(建物名、部屋番号→番地、丁目→市区町村→都道府県→郵便番号→国名)
② 切手を貼る
③ AIR MAILと書く
④ 送り先の名前、住所、国名
最後に、シンプルだけどかわいい、アイディアいっぱいの手作りクリスマスカードをご紹介します。世界にひとつだけの手作りクリスマスカードで、クライアントやお客様のハートをゲットしましょう！
簡単だけどかわいい！「クリスマスカード」の簡単手作りアイディア集
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ビジネス・クリスマスカードでさらに良い友好関係を
日本にない文化だからこそ、相手をさらに驚かせることができるビジネス・クリスマスカード。クライアントやお客様とのさらなる良い関係作りにぴったりのチャンスです。また、5点の書き方のルール、宗教を理解した相手への配慮、欧米の習慣を理解した上で送る時期を早めることで、正しく確実にクリスマスカードを送ることができます。今年のクリスマスはぜひ、ビジネス・クリスマスカードを贈って、来年もクライアントやお客様とより良い関係を築いていきましょう。
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